間取りの打ち合わせも佳境に入ると増えてくる悩みがコンセントの位置コンセントは後付けが大変なので、新築時に多めにつけると便利です。

でも、それだけじゃもったいない!日々進化している家電。日々の暮らしにおける電気の使用用途も今後変わってくるかもしれません。そこも想像して設置すると、後々の問題もなくなります。今回は、ハウスメーカースタッフがご提案する新築時に一緒に考えたい「将来を見据えた、使いやすそうなコンセント位置」についてご紹介します。

コンセント確保おすすめ!
①電気自動車用コンセント

これからますますガソリン代の高騰が懸念される現代。そんな中、注目されているのが「電気自動車」。政府でも2030年までに新車販売に占める電気自動車(EV)/プラグインハイブリッド自動車(PHV)の割合を20~30%普及を目標に掲げており、これからは電気自動車がスタンダードになってきます。

いざ電気自動車を購入しても、自宅に充電設備がないと何かと不便。電気自動車は、専用の充電場所が必要です。家の外にコンセント設置+電気自動車用の充電設備にしないといけません。これが後から追加するとなると難しい・・・。電気自動車を買う可能性があるのなら、事前に検討し場所を確保しておきましょう!

合わせて・・・電気自動車用コンセントを計画する際は、駐車場とコンセント位置関係も重要です。専用コンセントを確保したはいいけれど、コンセント位置と駐車位置が遠すぎて充電ケーブルが届かないということがあれば、電気自動車用コンセントを設けた意味がありません。家を建てる段階で「電気自動車でも大丈夫」なカタチをとっておきましょう!

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②ロボット掃除機専用のコンセント

人気のお掃除ロボット。使うためには、お掃除ロボット用に充電スペースが必要です。リビングのコンセントを利用するのも、もちろん可能ですが、リビングを充電スペースにするとちょっと邪魔・・・。
個人的にロボット掃除機専用充電スペースにおすすめなのが「階段下」お掃除ロボットが充電しやすい高さのコンセント位置に配慮しつつ、階段下など人の動きが少ない場所を活用してロボット掃除機専用の充電スペースを作ると邪魔にならないのでオススメです!

当然ながらお掃除ロボットは階段を上り下りできないので、1階・2階の両方にお掃除ロボット用コンセントを設けることで、住み始めてからも便利です!

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③トイレの中

トイレでスマホを使うことはありませんか?トイレでスマホ充電できれば便利!

温水洗浄便座が主流の今、トイレにコンセントがあるのは当たり前。だけど、特に指定をしなければ、下写真のように奥にあることが多く、スマホ充電等には向きません。

使い時に使えるコンセントがあれば、スマホの充電もしやすい!

スマホをしないという方も、便座用とは別に手前にコンセントがあれば、プラズマクラスターや消臭機器の設置に使えます。また足元が寒いときはヒーターを、真夏にはトイレ空間も暑くなるのでサーキュレーターを置いたり。「手前にトイレコンセントありかも!」と思いませんか?

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④床の埋め込み式コンセント

壁際じゃなく、床にもコンセント設置は可能です。ただし、少し床から出っ張るので、その点は注意が必要です。

例えば、ダイニングテーブルの下に設置すれば、ホットプレートなども使いやすくなりオススメです!また、今後家電グッズも進化が進み、自宅で使用する家電機器も増えてくるかと思います。ソファーの下など、出っ張っていても邪魔にならない場所に設置すれば、広いリビングの真ん中に自由に使えるコンセントが確保できて便利です!

まとめ

コンセントを1つ設けるにも費用は発生するので、現状のライフスタイルと照らし合わせ「このコンセントはいらないかな」と安易に計画を立ててしまうと、後々後悔することも・・・。将来を見据えたコンセント計画を行い、住み始めて何十年経っても困らない家づくりを目指しましょう!